紅葉の中を走る 子別峠~大通峠
<2015.11.8>
降水確率100%だったものの朝から晴天。
九州の北と南に雨雲が分かれて流れたようでまさか晴れるとは。
午前中の用事を済まし、昼から自転車にまたがります。
行き先を迷い大通峠~走水の滝へ行ってみようかと思いましたが、出発10分前に子別峠(こべっとう)に向かおうと決めました。
じつは前からずっと子別峠が気になっています。
何かの縁があるんだろうかってくらい一番気になっていた峠。
何度もネットで検索してコースも頭にたたき込みました。
10月の大通峠ででタイヤをサイドカットした経験から今回は荷物をバッグパックに詰めて準備。
タイヤブートなるものを勘違いして購入していなかったので予備のタイヤも持っていきます。
ちょっと暑かったですが帰りはダウンヒルなうえに夕暮れになるので寒くなると思い、タイツは春秋用で上は冬用のインナーに半袖ジャージを着込みました。
13時に出発しまずは氷川ダムへ。
うちから20km地点。
ここから先は今年の5月開催された五家荘集合サイクリング以来2度目。
中学生の時に自転車で走ったよなあ~不良に絡まれたよなあ~と思い出しながら走ります。
車が多いのは紅葉目当てのドライブでしょうね。
子別峠に行きたいとは思いましたが紅葉の事は頭からすっかり抜けていました。
ここらで一旦水分補給。
暑い。とにかく暑い。
ウエアを間違えたかな~と思いながら自販機でスポーツドリンクを購入。
ここから右手の247号線へ。
この247号線をまっすぐ走れば子別峠に到着します。
熊本県内5本指に入る峠とどこかで見かけましたがどんな激坂が待っているのかな~
一人ということもあって少し心細いと思っていたところにとある民家を素通りする時、ある女性と目があいました。
あ!
あちらも私の名前を叫ぶ。
子供達が同級生のお母さんでした。
しかもうちの嫁さんと非常に仲がよいママ友です。
ご実家だったらしく、植木鉢の手伝いに来られてたんだとか。
少しほっこりして和み、またスタートします。
ここらで一旦休憩。
今回なぜか峠まで脚着かないぞ!というスイッチが入ってしまいました。
11kmという看板を見たのもあります。
でも平坦の11kmではないのでありますw
現実に戻り、貧脚の自分を確認し、休憩。
道中林道ゆえに眺めは良くないですが、川の流れや音に癒されます。
横たわるヘビにちょっとビビッて声をあげてしまった時もありましたけど。
上に登るガードレールを眺めながら、不安と格闘。
ゆっくり登っていきます。
次に休憩したここに着く前にいい眺めに出逢いました。
景色より脚がしんどくなったら止まるというスタンスでなかなか画像にはおさめませんでした。
今回は景色撮影より引き返そうか?ってくらいしんどかったです。
一人ということもあるんでしょう。
初めてこんな気持ちになった気がします。
それくらい子別峠への道は険しく感じました。
が、休憩するとその後するすると登れる自分に気づきます。
結局早め早めに休憩とればいいんじゃね?って結論(笑)
ちなみにここでバッグパックのチャックがずっと全開だった事に気づきました。
財布がギリギリ落ちてなくてセーフ。
なんとか登り切って子別峠到着。
感無量ではありますが、眺めがいい景色なんてものではなく三叉路。
へ?っと思いながらも到着です。
うちのご先祖様がなんか関係あるんだろうか。
しんみりとした気持ちになりますね。
しばらく休憩し、次は端海野経由で大通り峠を目指します。
ここら辺はだいぶ紅葉が進んでいました。
気持ちいいなだらかな下りが続きます。
端海野キャンプ場で休憩。
紅葉がとても綺麗でした。
紅葉に走るのは多分初めての経験のような気がします。
走るのが気持ちよかったです。
ここまでは。
ここから先は濡れ落ち葉に落石だらけのダウンヒル。
タイヤのサイドカットや滑りこけないように慎重に下ります。
走りにくい~
なんとか無事に大通峠に到着。
この時点で17時になろうとしていました。
駐車場にいらした子供連れの若いご夫婦がいらっしゃり、「もしかして自転車で登って来られたんですか?」と奥様から質問が。
こういう時に「ええ、ちょっとだけきつかったですけどね」と見栄を張る自転車乗りがコチラです。
ほんとは引き返そうかと思ったくせに。
今回も残念ながらカフェは寄れずです。
陽が暮れ始めていたので急いで下山。
お腹一杯なコースを堪能しました。
もうしばらくは山はいいかな。。。。。
●走行距離 71.14km