Signpost

ロードバイクで遠くへ

全国自転車リレー(霧島~八代)

f:id:seiworks:20200427214037j:plain

全国自転車リレー(霧島~八代)

<2013.8.17>

世界平和を願い、北海道から沖縄までを自転車で結ぶ企画があり、急遽依頼があって霧島~八代までを走る事に。

ロードバイクの趣味を持つ人がおらず、人づてに私に依頼がありました。

今回の自転車リレーは素人も熟練者も混ざっていたらしく、担当コースを無事にゴールすることが目的なのでなるだけ起伏の激しいコースなどは避けられた模様。

さらに激しいコースだけを10数キロ走る担当の人がいたり、平坦道ならば60キロ走ったりとその区間に参加者が多ければ割り当てられる距離も思いのまま。

霧島~八代区間は主催者意向により加久藤峠を避けるコースで伊佐市から水俣に入るコース。

個人的には伊佐市から人吉に入り、八代まで下ればいいのにと思ったのだが諸事情あって今回の仕様に。

 

鹿児島の佐多岬から下関までがBルートとしてありましたが、今回このルート570kmを走破しようとする人がいらして、この人と霧島~八代をご一緒することに。

また宮崎から青年が二人参加。この二人は各10kmずつ計20kmを担当。

私はこの20km後からのスタートでもいいよと言われましたが、570kmを走破する方の気持ちを考えると担当区間を最初から最後まで一緒に走る人がいたほうがいいと思い、加治木に前泊しました。

 

主催者意向でコースを走るのは2人以上。

伴走車も着き、熱中症対策で頻繁に休憩をもつというルール。

主催者の中に自転車乗りがいないので個人的には何かと取り組み方が違う感じを受けます。

 

加治木駅のそばに前泊するために赴き、一緒に走る方と出会いました。

偶然にもお互い同じ自転車(GIANT tcr2)

さらにその方の奥様は私が大学生時代の知人の女性でした。

とてもご縁を感じますね。

 

その方は初日佐多岬から加治木まで120kmほどを走られて筋肉痛はそうないということでしたが、走る前にコケた右腕の擦り傷が痛々しく。

しかしこの傷のおかげで570kmは無事に完走するだろうと意気込んでおられました。

 

翌朝、地元のご婦人方が用意して下さった朝食をほおばります。

が、緊張なのかなんなのか吐き気すらするぐらいに食欲がなかったです。

f:id:seiworks:20200427214136j:plain

鹿児島のご婦人方が用意してくださった朝食

さらに不安要素として、じつは前日に救急車を呼ぶか?ってくらいに暴れた持病の尿管結石。

不安を抱いたまま、宮崎からの走者と合流し、かなり遅めの8過ぎにスタート。
Bコース570kmを走る平田さんを先頭に真ん中に宮崎の青年1人を置き、私が最後尾となって3人で走り始めました。
とは言え、先の二人は速く私は130km越えなど初めてなのでマイペースで。

最初からアップダウンのコースがありましたが、次第に身体もあたたまり調子が上がっていきます。
宮崎の青年1人が10km地点でゴール。次の青年に交代。

若いのだから10kmずつってもったいない気がしますね。

 

宮崎の2人と別れた後は平田さんと2人で八代まで。

同じバイクで親近感も湧きます。

平田さんに牽いてもらいましたがペースがとてもいい感じ。

俺より20kg以上痩せておられる方だったので登りでは突き放されましたけど(笑) 

f:id:seiworks:20200427214237j:plain

偶然にも2人ともGIANT tcr2

伊佐市で昼ご飯。

主催者の意向で熱中症対策のために頻繁に休憩がもたれましたが、そのため体力を荒削りすることもなく、お腹もあまり空かなかったです^^;

f:id:seiworks:20200427214443j:plain

鹿児島県伊佐市で昼食

最大の難所は標高450m以上の亀嶺峠。

水俣に入るための山越えです。

戦々恐々としていましたが数日前に走った俵山ライドの経験のおかげで予想以上に軽く登れました。

これであとはよし!と思っていたのも束の間、まだまだアップダウンが続きました^^;

一番シンドカッタのは津奈木トンネル前の登板車線。

トラックがバンバン通る横を走り、ひたすら登る。

ちょっと脚も死にかけ。。。

 

が、津奈木トンネルを越えたところでサプライズ。

水俣、芦北に住む地元の方々が応援にかけつけてくださってました。

休憩ポイントでドリンクと激励をいただき、沿道では手を振って下さるご家族が。

ちょっと男泣きしてしまった瞬間でした。

その後も鶴木山を越えたり、100km過ぎからの御立岬、その隣の山などココロ折れそうになりながらも乗り越えて行きます。

f:id:seiworks:20200427214531j:plain

f:id:seiworks:20200427214543j:plain

スタートから4つの山越えを経験しましたが、海岸線はとても気持ちがよかったです。

少しスピードを落として平田さんとの会話も楽しむ事ができました。

日奈久に入ったところで熊本から駆けつけた方と合流。

主催者側から用意された自転車に乗られ、ここから3人で八代を目指します。

 

道案内がてらココで私が先頭に。

熊本から駆けつけた方は素人の方だったのでゆっくり行きますよ~と。

言いながらもこの日平坦道の最高速度で走ってしまいました(笑)

残りの距離感がわかり、ゴールに着きたいというはやる気持ちもありましたが

なによりゴールで待つ家族に明るいうちに自分の走る姿を見せたかったもんで。

 

ゴールではたくさんの方が出迎えてくれて、記念撮影。

盛大に晩餐会も開いて下さり感謝。

結局走った距離は134kmほど。

たくさんの方に支えられて走り抜く事ができました。

 

いい思い出になりました。

ありがとうございました。

 

●走行距離 133.86km 

●走行時間 7時間36分38秒

f:id:seiworks:20200427213643p:plain